花粉症に効く薬ランキング(2009年度版)
花粉症・・・毎年この時期は本当に憂鬱ですね・・・(>_<;)
最近でこそ、鳥のクチバシのような形が当たり前の花粉症対策のマスクがあたり前ですが、数年前に発売されたばかりの頃から愛用してますが、あのころの痛い視線が忘れられません・・・が、最近ではマスクしていても花粉症の症状が多少軽減されるくらいで、年々症状が重くなってきている気がします。
さて、以前書いた 花粉症に効く薬ランキング&リンク集 ですが、この時期になると検索で薬の種類を検索しに来る方がぐっと増えます。ただ情報が2005年度のものなので、自分自身最新の知識にアップデートしたいという思いから、2009年度版を作りました。タイトルはランキングとなっていますが、前回のような主観的ランキングではありません。そこはご了承をば・・・。
情報として、なるべく正しい情報をと思って 「鼻アレルギー診療ガイドラインダイジェスト 2009年版」 って専門書を購入しました。まだ2009年度版が手元に届いていないので本情報はネットで検索できる範囲で2005年度版でまとまています。2009年度版が届き次第情報をアップデートしていきます。
※ amazon だと 2005 年度版しか売ってなくて残念。セブンアンドワイで購入しました。
本書では、アレルギー性鼻炎の治療のガイドラインから重症度に応じた花粉症の治療の選択についてが記載されています。まずは自分の症状からスコアを算出。スコアから重症度を算出。重傷度から治療方法を選択。と言った感じです。
※医学を学んだこともない素人の僕がまとめた情報なので、まぁ参考程度までに・・・で読んで下さい。
1. 自分の症状をスコア化
程度(スコア) | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 |
くしゃみ発作 (1日の平均発作回数) |
0 | 5-1回 | 10-6回 | 20-11回 | 21回以上 |
鼻漏 (1日の平均鼻かみ回数) |
0 | 5-1回 | 10-6回 | 20-11回 | 21回以上 |
鼻詰まり | なし | 口呼吸はまったくないが鼻閉あり | 鼻閉が強く口呼吸が1日のうち時々あり | 鼻閉が非常に強く口呼吸が1日のうちかなりの時間ある | 1日中完全に詰まってる |
日常生活の支障度 | 支障なし | あまり差し支えない | 3と2の間 | 手につかない程苦しい | 全くできない |
2. 症状の重症度分類
スコア |
くしゃみ発作または鼻漏 | |||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | ||
鼻 詰 り |
0 | 無症状 (なし) |
軽症 (くしゃみ鼻漏型) |
中等症 (くしゃみ鼻漏型) |
重症 (くしゃみ鼻漏型) |
最重症 (くしゃみ鼻漏型) |
1 | 軽症 (鼻閉型) |
軽症 (充全型) |
中等症 (くしゃみ鼻漏型) |
重症 (くしゃみ鼻漏型) |
最重症 (くしゃみ鼻漏型) |
|
2 | 中等症 (鼻閉型) |
中等症 (鼻閉型) |
中等症 (充全型) |
重症 (くしゃみ鼻漏型) |
最重症 (くしゃみ鼻漏型) |
|
3 | 重症 (鼻閉型) |
重症 (鼻閉型) |
重症 (鼻閉型) |
重症 (充全型) |
最重症 (くしゃみ鼻漏型) |
|
4 | 最重症 (鼻閉型) |
最重症 (鼻閉型) |
最重症 (鼻閉型) |
最重症 (鼻閉型) |
最重症 (充全型) |
3. 治療方法(服用する薬)
重症度 | 治療方法(服用する薬) | |
初期治療 | 1. 化学物質遊離抑制薬 2. 第二世代抗ヒスタミン剤 3. 抗ロイコトルエン薬 1+2、3かいずれかひとつを服用 |
|
軽症 | 1. 第二世代抗ヒスタミン剤 2. 鼻局所ステロイド剤(点鼻薬) 3. 点眼用抗ヒスタミン薬または化学物質遊離抑制薬 1、3で治療を開始し、必要に応じて2を追加。 |
|
中等症 | くしゃみ鼻漏型 | 1. 第二世代抗ヒスタミン剤 2. 鼻局所ステロイド剤(点鼻薬) 1、2を併用して治療。必要に応じて点眼用抗ヒスタミン剤(点眼薬)もしくは遊離抑制剤を併用 |
鼻づまり型 | 1. 抗ロイコトルエン薬 2. 鼻局所ステロイド剤(点鼻薬) 1、2を併用して治療。必要に応じて点眼用抗ヒスタミン剤(点眼薬)もしくは遊離抑制剤を併用 |
|
重症 最重症 |
くしゃみ鼻漏型 | 1. 鼻局所ステロイド剤(点鼻薬) 2. 第二世代抗ヒスタミン剤 3. 点眼用抗ヒスタミン薬または化学物質遊離抑制薬またはステロイド薬 1、2、3を併用して治療。 |
鼻づまり型 | 1. 点鼻用血管収縮薬 2. 鼻局所ステロイド剤(点鼻薬) 3. 第二世代抗ヒスタミン剤 4. 抗ロイコトルエン薬 5. 点眼用抗ヒスタミン薬または化学物質遊離抑制薬またはステロイド薬 1、2、3、4、5を併用して治療。 |
4. 薬の分類と薬の一覧(参考例)
第一世代抗ヒスタミン剤 | ベナ、ピレチア、ポララミン、タベジール、ペリアクチン |
第二世代抗ヒスタミン剤 | |
種類 | 一般名(薬の名前) |
アステミゾール | ヒスマナール |
塩酸アゼラスチン | アゼプチン |
塩酸エピナスチン | アレジオン |
フマル酸エメダスチン | ダレン、レスミッド、エメカット |
オキサトミド | セルテクト |
フマル酸ケトチフェン | ザジテン、ジキリオン |
テルフェナジン | トリルダン |
塩酸フェキソフェナジン | アレグラ(トリルダンを変化させたものです) |
ベシル酸ペポタスチン | タリオン |
塩酸オロバタジン | アレロック |
塩酸セチリジン | ジルテック |
ロラタジン | クラリチン |
エバステル | エバステル |
塩酸レボカバスチン | レボスチン |
化学物質遊離抑制薬 | |
種類 | 一般名(薬の名前) |
アンレキサノクス | ソルファ、エリックス |
イブジラスト | ケタス |
クロモグリク酸ナトリウム | インタール、ノスラン、クールウエイ |
タザノラスト | タザノール、タザレスト |
トラニラスト | リザベン、トラメラス |
ペンミノラストカリウム | アレギサール、ペミラストン |
レピリナント | ロメット |
抗ロイコトルエン薬 | |
種別 | 一般名(薬の名前) |
ブランルカスト | オノン |
モンテルカストナトリウム | シンクレア |
トラニラスト | リザベン、トラメラス |
ペンミノラストカリウム | アレギサール、ペミラストン |
前回の時も書いたのですが、同じ症状でも薬と相性で個人個人効き目が違ったりします。また、感じる眠気も個人差があるので、トライ&エラーで自分が最も楽になる薬を見つけていくしかなさそうです。かかりつけの病院をつくって医師とよく相談しながら治療していきましょう。
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アメーババ
超小型光レーザーによる治療は副作用もなく、痛み等の心配もなく有効です。
治療と言っても薬ではないので、効果は人それぞれ、効かなかったら返品(30日間可)しちゃえばOK!!
http://www.kafunsho.sg/kafunsho/?aff_id=blg&a_bid=aa486b78
親方
花粉症は年々増えているように感じますが、実際は現代病の一種でしょうし、現代人の免疫力の低下が主たる原因だと感じています。
じっさい昔の日本の粗食時代と比べれば一目了然ですし、恵まれた時代に生まれた現代人ならではの副産物だと感じて仕方がありません。
戦前戦後育ちの粗食に耐えた世代の方々に花粉症の症状の話を聞いたことがあまり
ありませんから現代病としか思えないのですが皆さんはいかが感じますか?